予防矯正とは?|横浜市青葉区の歯科医院|あざみ野青葉デンタルクリニック

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予防矯正とは?



☆予防矯正とは?~その重要性と効果~


現代の歯科医療では、歯並びや咬み合わせの問題を解決するために
「矯正歯科治療」が非常に普及しています。
多くの人が大人になってから矯正治療を始めることが多いですが、
最近では「予防矯正」と呼ばれる新しい治療方法が注目を集めています。

こちらでは、予防矯正とは何か、そのメリットや効果、
どのような人に向いているかについて詳しく解説します。

予防矯正とは?

予防矯正とは、まだ歯が完全に生え揃っていない幼少期から、
将来的な歯並びの問題を未然に防ぐための矯正治療を指します。

通常、乳歯が生え始める時期や永久歯が生え揃う前に行われることが多く、
この段階で歯の成長をコントロールすることで、
重度の歯列不正(不正咬合)を防ぐことができるのが特徴です。

一般的に、矯正治療と聞くと思い浮かべるのは、
すでに成長した歯を動かすためのブラケットやワイヤーを用いた矯正治療ですが、
予防矯正ではそれとは異なり、成長過程の歯に対して早期介入を行うことで、
大掛かりな治療を回避することが目的です。


予防矯正の目的と効果

予防矯正の目的は、将来的に起こる可能性のある歯列不正や
咬み合わせの問題を予防し、自然な歯並びの発育を促進することです。

子供の顎の成長や歯の発達は非常に柔軟で、
適切な時期に矯正治療を行うことで、後々の矯正治療が短期間で済む場合や、
場合によっては治療自体が不要になることもあります。

主な効果

  1. 歯のスペース確保
    乳歯の時期から矯正治療を行うことで、永久歯が生えるスペースを確保し、
    歯が重なり合って生える「叢生」を防ぐことができます。
    特に、顎が小さく歯が大きい子供の場合、放っておくと将来的に
    歯列不正が発生しやすいため、早期に対策を行うことが重要です。

  2. 正常な咬み合わせの形成
    予防矯正では、正しい咬み合わせを形成することも大きな目的の一つです。
    上下の歯の咬み合わせが悪い「不正咬合」は、歯並びだけでなく、
    顎の成長や顔のバランスに悪影響を及ぼすことがあります。
    早期に介入することで、顎の成長を調整し、正常な咬み合わせを促進することが可能です。

  3. 成長に応じた柔軟な対応 子供の顎や歯は成長過程にあるため、大人と比べて柔軟です。
    このため、予防矯正では、成長に応じた軽い力をかけることで、
    自然な歯の動きや位置調整を行うことができます。
    この柔軟性を活かすことで、大がかりな矯正器具を使用せずに治療が進められる場合が多いです。

  4. 大規模な矯正治療の回避
    将来的に本格的な矯正治療が必要になるリスクを減少させることができます。
    例えば、予防矯正を行うことで、後に抜歯を伴うような大がかりな
    矯正治療を回避できるケースも多く見られます。
    また、全体的な治療期間が短くなることも期待されます。



予防矯正が有効なタイミング

予防矯正を始めるのに適したタイミングは、
子供の成長発育状況によって異なりますが、
一般的には4歳から12歳頃が理想的とされています。

この時期は乳歯から永久歯への交換期であり、顎の成長も活発な時期です。

乳歯の時期

乳歯が生え揃う3歳から6歳頃は、将来的な歯並びに影響を与える初期段階です。
この段階で異常が見られる場合、早期介入が効果的です。
例えば、指しゃぶりや舌の癖による歯の前突や開咬などの問題は、
早期に対策を講じることで自然に改善することが可能です。


永久歯の生え始め

6歳から12歳頃は、乳歯が抜け、永久歯が生えてくる過渡期であり、
この時期に予防矯正を行うことで、将来的な歯列不正のリスクを
大幅に減少させることができます。特に、上下の前歯が生えてくる時期に
スペース不足が見られる場合は、早期にスペースを確保することで叢生を防ぐことができます。



予防矯正の治療方法

予防矯正では、子供の成長発育に合わせた柔軟な治療が求められます。
そのため、使用される矯正装置も、一般的な矯正治療に比べて負担が少なく、
取り外し可能なものが多いです。以下に、一般的な予防矯正の治療方法をいくつか紹介します。


1. リテーナー

リテーナーは、取り外しが可能な装置で、主に歯の位置を保つために使用されます。
予防矯正においては、歯並びや咬み合わせを整えるために軽い力を加え、
成長に合わせた自然な調整を行います。

2. 拡大床

拡大床(かくだいしょう)は、顎を広げるための装置です。
歯のスペースが不足している場合、
顎を広げることで永久歯が正しい位置に生えるスペースを確保します。
主に上顎に使用され、ゆっくりとしたペースで顎を広げるため、痛みや負担が少ないのが特徴です。

3. マウスピース型装置

最近では、透明なマウスピース型の矯正装置も予防矯正に使用されることがあります。
この装置は目立たないため、子供が装着する際の心理的負担が少なく、
取り外しも可能なので、食事や歯磨きの際には外すことができます。

予防矯正のメリット

予防矯正には、多くのメリットがあります。特に、早期に治療を始めることで、大人になってからの本格的な矯正治療を回避できる可能性がある点が大きな魅力です。

1. 成長過程を活かした治療

子供の顎や歯の成長を利用するため、自然な歯並びの形成が可能です。
また、柔軟な骨の状態を利用して軽い力で矯正するため、
痛みや不快感が少なく、治療期間も短縮されることが多いです。

2. 美しい笑顔の維持

予防矯正によって、早期に歯並びや咬み合わせの問題を解決することで、
将来的に美しい笑顔を手に入れることができます。
特に、前歯の見た目が重要な年頃に、自信を持って笑顔を見せられるようになることは、
心理的にも大きなプラスとなります。

3. 生活習慣の改善

予防矯正を通じて、指しゃぶりや舌の癖といった悪習慣を改善することができます。
これにより、歯並びだけでなく、口周りの筋肉や発音にも良い影響を与えることがあります。


まとめ

予防矯正は、子供の将来的な歯並びや咬み合わせの問題を
未然に防ぐための治療方法であり、適切なタイミングでの介入が重要です。

幼少期から正しい咬み合わせや歯のスペースを確保することで、
大掛かりな矯正治療を回避し、自然な成長をサポートします。
歯科医師と相談し、お子様の成長に合わせた最適な治療プランを検討することが大切です。

当院では矯正の無料相談を受け付けております。
上述の通り、開始する年齢も影響を与えるため、
ぜひお気軽にお問い合わせいただき、お早めに無料相談をご利用ください。



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医療法人社団AADC
あざみ野青葉デンタルクリニック
歯科医師
理事長  鈴木 拓也

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