治療中のお口の中は、矯正装置により通常の場合と比較して汚れやすくなります。矯正装置による、虫歯や歯肉炎は患者さんのみならず、私達スタッフにとっても、とても悲しい事です。矯正治療中は、定期的な歯磨き指導・クリーニング・フッ素導入により、虫歯予防や歯肉炎予防に努めています。
〈定期的な歯磨き指導〉矯正装置の周り等、歯磨きに工夫が必要な部分の指導を行っております。
また、矯正用歯ブラシや皆さまそれぞれに合った歯ブラシを使用する事により、効果的に歯磨きができるようになります。
〈フッ素の導入〉フッ素は歯の表面を固くし、原因菌から排出される酸に解けにくい環境を作ります。
成長期の患者さんは、歯質が未成熟なため虫歯になりやすい性質を持っています。
当クリニックでは、ご家庭で行っていただくフッ素のぶくぶくうがいをお勧めしております。また、ご来院時には定期的なフッ素塗布を行っております。
〈歯肉炎の予防〉特に複雑な矯正装置を装着している方や歯磨きを怠ってしまった方の場合、口の中の細菌により歯肉が腫れてしまう事があります。歯磨きだけで歯肉炎の改善が見られない場合は、クロルヘキシジン配合の「GUM・CHX 洗口液」が有効です。「CHX 洗口液」で一日数回うがいする事により効果が見られます。
また、並行して一般歯科での定期検診も推奨しております。
医療法人社団AADC
あざみ野青葉デンタルクリニック
歯科医師
鈴木 拓也
院長の経歴はこちら