インプラントと医療費控除について|横浜市青葉区の歯科医院|あざみ野青葉デンタルクリニック

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インプラントと医療費控除について

☆インプラント治療と医療費控除のポイント☆


当院のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は「インプラント治療」と「医療費控除」について簡単にご案内をしたいと思います。

多くの患者の皆さまから「インプラントは高額だから、少しでも費用を抑えたい」
とのご相談をいただきます。

そんな中で知っておいていただきたいのが、医療費控除の仕組みです。
今回のこちらでは、インプラント治療の基本や
医療費控除の詳細について簡単に解説していきます。



☆インプラント治療とは

インプラント治療は、失った歯の代わりに
人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、
その上に人工歯を装着する治療方法です。

見た目も自然で、咀嚼力もほぼ天然歯と変わらないため、
多くの患者さまに選ばれています。

通常の義歯(入れ歯)やブリッジに比べて、
より快適で安定した結果が得られることが特徴です。

インプラント治療は大きく3つのステップに分かれます。

  1. 診断と治療計画:CTスキャンやX線検査を用いて、顎の骨の状態や他の歯との位置関係を調べ、治療計画を立てます。
  2. インプラント埋入手術:顎の骨にインプラントを埋め込み、しっかりと骨に固定されるまでの期間を待ちます(約3〜6か月)。
  3. 上部構造の装着:インプラントが安定した後、その上に人工の歯を装着し、噛み合わせを調整します。

インプラント治療のメリットは、見た目の自然さと噛む力の回復です。
一方で、デメリットとしては、治療期間が長くなることや、
他の歯科治療に比べて費用が高額になることが挙げられます。

☆インプラント治療にかかる費用

インプラント治療の費用は、患者さまの口腔状況や治療計画によって異なりますが、
一般的には1本あたり数十万円から数百万円程度となります。
費用の内訳としては、以下のような項目が含まれます。

  • 診断費用:初診料、CTスキャンやX線検査の費用
  • インプラント体の費用:人工歯根の材料や種類により異なります
  • 手術費用:インプラント埋入手術にかかる費用
  • 人工歯の費用:上部構造(クラウン)やアバットメントの費用
  • メンテナンス費用:定期的な検診やクリーニング


これらの費用は、保険適用外であるため、すべて自己負担となります。
ただし、医療費控除を活用することで、支払った医療費の一部を
所得税から控除することが可能です。

インプラント・費用についてはこちら




☆医療費控除とは

医療費控除とは、その年に支払った医療費が一定額を超えた場合に、
所得税の一部を控除できる制度です。
対象となるのは、自己や家族が支払った医療費で、インプラント治療の費用も含まれます。
控除を受けることで、支払った医療費の負担を軽減することが可能です。


☆医療費控除の計算方法

医療費控除の額は、以下の計算式で求められます。

【医療費控除の計算式】

医療費控除額=実際に支払った医療費の合計額-「①」-「②」

①  保険金などで補てんされた金額
例)出産育児一時金、健康保険などで支給される高額療養費、民間生命保険の医療保険の入院費給付金や手術給付金など

①において、保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きます。引ききれない金額が生じた場合であっても、ほかの医療費からは差し引きません。

②  10万円(所得合計金額が200万円までの方は、「所得合計金額×5%」)

②において、医療費控除額は課税所得が200万円未満の場合は、総所得額の5%、200万円以上の場合は10万円が引かれます。

この控除額は、所得税の課税対象となる所得から差し引かれるため、税金の負担が軽減されます。


☆医療費控除の対象となる費用

医療費控除の対象となるのは、インプラント治療の費用だけではありません。
以下の費用も控除の対象となります。

  • 通院費用(交通費など)
  • 治療にかかる医薬品の購入費用
  • 病院での検査費用
  • 歯科医院での治療費用


医療費控除を受けるためには、領収書や明細書など、
支払ったことを証明できる書類を準備しておく必要があります。
確定申告時には、これらの書類を添付するか、
もしくは提出しない場合でも5年間は保管しておくことが義務付けられています。



☆インプラント治療費用の医療費控除申請方法

医療費控除を受けるための申請手続きについて、具体的に見ていきましょう。
確定申告の際には、以下の手順に従って申請を行います。

  1. 支払った医療費の領収書を準備: インプラント治療にかかった費用や通院交通費の領収書を収集しておきます。

  2. 医療費控除の明細書を作成: 国税庁のウェブサイトから医療費控除の明細書をダウンロードし、支払った医療費を記入します。

  3. 確定申告書を作成: 所得税の確定申告書を作成し、医療費控除の額を申告します。

  4. 確定申告書を提出: 申告書と明細書を税務署に提出するか、e-Taxを利用してオンラインで申告を行います。


また、インプラント治療に伴う交通費も医療費控除の対象になるため、
通院時の交通費はメモを取っておくと良いでしょう。
電車やバスの運賃、自家用車の場合はガソリン代も申告できますが、
家族や友人の送迎によるタクシー代金は控除対象外となりますのでご注意ください。



☆医療費控除を最大限に活用するためのポイント

医療費控除を最大限に活用するためには、以下のポイントに留意しましょう。

  • 年間の医療費を把握する:家族全員の医療費を合算することができるため、年間を通じてかかった医療費を把握しておくことが重要です。

  • 医療費控除を適用するタイミングを考える:控除額は年間の医療費の合計で決まるため、大きな医療費を支払う年に合わせて他の医療費も同じ年度にまとめることで、より多くの控除を受けられる場合があります。

  • 家族分の医療費も計算に入れる:同居している親族の医療費も控除対象になるため、家族全員の医療費を合算することで、控除額が増える可能性があります。




☆インプラント治療を考えている方へ

インプラント治療は高額な治療であるため、医療費控除を活用することで、
少しでも費用負担を軽減することが可能です。
ぜひこの記事を参考に、医療費控除の制度を上手に活用して、
安心してインプラント治療に臨んでください。

ご不明な点や詳細なご相談がございましたら、当院までぜひお気軽にお問い合わせください。
インプラント治療の専門医が、丁寧にサポートいたします。
患者の皆さまにとって、より良い最適な治療プランをご提案いたします。


 

医療法人社団AADC
あざみ野青葉デンタルクリニック
歯科医師
鈴木 拓也

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